数字で言うと偶数で、とは
主役がいないということです。
奇数の絵づくりは
3つの物の中から、
主役を1つ作って
あとの2つで引き立てる。
バランスもいいし「絵的」ではあります。
ではもし、2つの物を描くとしたらどうでしょう。
ここには主役はありません。
集中しているけど、
分散している。
そして全体であること。
こうして一連のシリーズとなってきた作品をみると
儀式のような、宗教的な、祭壇のような、
そんな見方をされるかたもいらっしゃいました。
いつも四角い画面の中で試行錯誤していると、
この枠を越えるには?
そんな試みが次の作品に続いてきます。
「 」 / 2003 / oil on cotton / 162.0×162.0cm
「 」 / 2003 / oil on cotton / 69.7×69.7cm
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