今年は5月6月7月と、展示をする機会があったが
作家さんとお会いする機会も多く、
作品からその人の人生を感じることも多かった。
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池田学さんの展示を見た。
離れても近づいても宇宙だった。
この世の仕組みを描いているみたいだった。
制作中に右手を負傷して、左手で描いていたという話が強く心に残っている。
人生を俯瞰せずにはいられない。
人生の終わりから、その作品を想うような。
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どの瞬間にも気づいていると、
流れを止めている抵抗がなんと多いことかと気づく。
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「何を作ってもいいよ」と言われたら何を作るか?
「ここの中では自由で、何を表現してもいいんだよ。」
「ここの中では」と「自由」がなんとも相反していそうだが、
「制限」と「自由」が融合するとはこういうことかもしれない。
ちょうど真ん中のところに、新しい扉があって、
そこは両極にいるときは決して思いつかない内容だったりする。
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文字をおこさないとすっかり無口のようだが、
内側ではとてもおしゃべりで
言葉で混沌としてきたので
やっぱり外に表現するのは必要だと思う。
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