2016年10月31日月曜日

10月の雑記


10月某日。

◎大きな後悔が払拭されるくらい、
日常の中で大きな喜びがやってくることもある。

それはもうほんとにダメだと思ってしばらくして、
落ち着いてからというタイミングで。




◎かと思えば、とても厳しい現実を聞くことも。
一旦鵜呑みにしない、ということで。

週に一度くらいあのような人と会って話すといい。




◎逆境を好機と捉えていたあの頃。




◎心は天気のようなものと、いつものように思う。

天気に左右されない何かがあるならなんだろう?




◎変態のする仕事に感動する。




◎被害者にならない楽しさ。




◎卑下や脅威にヒントあり。

どんな物事にも神聖さを見ることができないのだとしたら、
ありのままに受けとめられないなら、
まったく美しいと思えないなら。

きっとそれにまつわる記憶があるのでしょう。




 ◎キーワードは「サプライズ」と「ストーリー」




◎一つ一つが儀式になるような、意識の通った動きのすべて。




◎おじさんたちの言うことは超えていきたいと思っている。




◎祈ることは、手放すことだと体感として落ちてくる。

◯◯になって当然、というくらいにやってみて、
もしそうならなくても、期待はしてない。

「当然」というのはそれくらい手放された感覚なのだ。

犠牲でも無理でもなく、
ただ淡々と生活を整えて、
物を丁寧に扱って暮らすような、
静かな息づかいのようなもの。

その上で、行動に起こしたことで現れた出来事に、
どう反応するのかを見ていくのだ。




◎清廉なものと繋がって




◎妄想することの楽しさ。
よく思い出し笑いしていたあの頃。




◎「いつまでも記憶とばかり遊んでいないでね 」


10月は一喜一憂の波乗り


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emiimazeki.info


2016年10月27日木曜日

左を向く女性たち






「モロッコの女性たちはとても強いんだよ」

モロッコで働いていた友人が言っていました。


男性はどちらかというと、

陽気でおしゃべり好きでよく笑っている印象。


女性はその反対で、

寡黙で、強い意志を感じる深いまなざしが印象に残っています。




とりわけ、マラケシュのような商売の街であり、旧市街では、

たくさんの嘘と、とびっきりの笑顔がときにはセットになっていて、

生も死も、喜びも悲しみも、ごった混ぜの

いわゆるカオスの状態。


そこでやっていくには、

芯の強さや、本物を見極める目や、

きれいなものも汚いものも、

まるごと受け入れてくれる懐の深さが必要で、

それを女性たちの中に見ていたのかもしれません。




「瞑想の鏡」、「平和の鏡」とつけたタイトルは、

その混沌とした街で生きていくために必要な姿だったのだと思います。


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私は人物を描いても、顔を描くことはあまりないのですが、

描くとすると、左を向いていることが多いことにこの記事を読んで気づきました。


「クートラスの描いた横顔はたいてい左側を向いています。左は無意識で右が意識と言いますけれど、教会の正面扉のタンパンという彫刻もたいてい向かって左側が地獄です。
左右の明暗は道徳的な善悪という分け方より、隠されたものと現れたものと私は受け止めていますけれど。ヨーロッパは明るいものにばかり目を向けるので、クートラスは見られていない暗い方へ向かったのではないかしら。」(特別インタビュー ロベール・クートラス その世界 vol.3より)


モロッコの居心地の良さというのは、

目を向ける部分や、受け入れているものが、

明るくてきれいなものだけではないから。


光も闇も全部ひっくるめて、この街の美しさなのだと思います。








mirror of meditation / 2015 / acrylic on paper / 42.0×29.7cm

mirror of peace / 2015 / acrylic on paper / 42.0×29.7cm 

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